2022/08/18 22:07

「道中茶寮」の開発には明日香野のスタッフだけではなく、さまざまな方のお力を借りて進んできました。
そのうちのお一人が、スポーツ栄養学エンデュランス系アスリート研究の第一人者である龍谷大学石原健吾教授です。

「道中茶寮」開発の考えの元になったのが「自転車レースの選手が補給食によく選ぶジェル」で、吸収が速いため胃腸トラブルが起こりやすいことと、ジェルの味が甘ったるいものが多いこと、手につくとベタベタしやすいという点を改善できないかと飴が選ばれました。
「道中茶寮」はジェルに比べて手に取ってもベタつきづらく、またゆっくりと糖質を摂取できます。

石原先生からは
体脂肪の燃焼は、空腹時に高くなる反面、本当に空腹だと力が入らなくなるので、微量の糖分をゆっくりと摂り続けることが大事
甘いものが口の中にあるだけで、脳は糖分を認識して、運動パフォーマンスが上がることが知られている。1粒15分間、1袋で150分間なのに100kcal未満。ゆっくり溶ける道中茶寮は、カロリー摂取を抑えつつ、脳に刺激を与え続けることができる
和のテイストを生かした飴なので、ジェルの甘さやベタつきが苦手という人や、異なる味で変化をつけたい人にも最適
などのアドバイスをいただき、数々の試作品のテストを行っていただいて開発を進めてきました。
石原先生の教えが、今日の「道中茶寮」の礎になっています。本当にありがとうございました。

ちなみにこちらの写真に写っている学生は、現在ヴィクトワール広島のプロロードレーサー柴田雅之選手です。
柴田選手にも石原先生の教えがプロとしての活動の糧になっているのでしょうね!



石原健吾(いしはら・けんご)教授(龍谷大学農学部運動栄養学研究室)
京都大学大学院農学研究科で博士(農学)の学位を取得。専門は食品栄養学、スポーツ栄養学。
長時間運動をするスポーツ選手の補給に関する栄養学、長時間運動に適した体づくり、エネルギー消費量を高めるための栄養学などの研究を行う。